リフォームプランナーのhanatomoです。
在宅で仕事をする時間が増えてきた昨今、ワークスペースや書類のストックスペースの構築が必須になってきました。
ペーパーレス化とはいえ、私の場合ですが、仕事柄、図面や見積書をプリントアウトして確認することもため、どうしても作業スペースが必要になってきます。
ご自宅に書斎やDENのようなお仕事ができるスペースがなくても、リビング・ダイニングに大きなテーブルがあれば、そこで作業することができます。
でも、その中で食事をする時にそのままでは、書類などが汚れる心配があります。
さっと片づけられて、さっと出せる収納スペースがあれば、食事の時も邪魔にならず、汚れも気にせず、気分良くリフレッシュすることができますよね。
そのために、棚板1枚を設置してちょっとした収納スペースを作る設えから、本格的なシステム収納を採用して、空間全体を変えてしまう設えまで、目的や予算に合う収納をご紹介します。
IKEAやニトリは、ローコストでおしゃれな収納がありますが、ちょっと違うテイストのものを検討してみませんか。
この記事を読めば、既製品でも、一味違った収納方法や商品が見つかりますよ。
参考にして、ご自宅の収納プランの一つに加えていただければ・・・と思います。
“リフォームでde収納”
ちょっとした棚板の設置
棚板を1枚設置したい・・・
収納を増やしたい・・・ etc
以前からリフォームで多い要望です。
手軽に設置できる棚としては、無印良品の『壁につけられる棚』があります。
石膏ボードの壁に直接取り付けられる棚で、その手軽さが人気です。
次のような特徴(メリットとデメリット)があります。
◎幅44cm or88cm・奥行12cm・耐荷重3Kg
◎石膏ボード用の固定フックを壁に取り付け、その上に棚本体を引掛けるので下地不要
◎価格も2000円程度~とお手軽な価格
◎種類は棚の他、家具箱や長押もあるので、組み合わせも可能でアイディア次第で様々な設えを楽しむことができる
→これはインスタやブログなどでアイディア事例がたくさんありますね。
【デメリット】
◎耐荷重3kgと比較的軽いものしか置くことができない。
◎奥行が12cmと浅いのでA4の本や書類を置くことができない。
そこで、このデメリット解消するために下地を入れて、棚板を設置する最適なアイテムをご紹介します。
南海プライウッドの棚板【ランバーシリーズ】
ホームセンターにある集成材なら、比較的安く棚板を設置できますが、折角作るなら、おしゃれで、機能的な棚板を設置したいですよね。
そんな要望の方にピッタリの棚板があります。
南海プライウッドの棚板、ランバーシリーズです。
システム収納程はコストがかからず、大工さんによる建築工事でオーダーできます。
フリーカットもでき、切断面が割れにくいので加工性に優れ、軽くて扱いやすいのでリフォームの現場に適しています。
【種類】
①グレインランバー
②アートランバーOタイプ
③スタイラルランバー
④フリーランバー
どの種類も芯材が集成材なので強度があり、重量物を置く上では安心です。
また、木目シートの種類はアートランバーOタイプが多く、お部屋のアクセントになるのではないでしょうか。
画像右の様、ホワイト系ので統一すれば、空間をすっきりとクリーンな印象になります。

画像引用:ギャラリー | 製品情報 | 収納なら南海プライウッド
下記の画像は、アートランバーを使った一例です。
新しく書斎として個室を作らなくても、アートランバーを壁に設置するだけで、リビングやダイニングの一角が『small home office』に早変わり!
パソコンやプリンターを置いて、コンパクトながら充分に作業ができます。
壁に取り付けた背面の棚柱は、『アームハングSS』という商品です。
ピッチが19mmと細かいので微調整ができ、好きな位置に棚を設置することができます。また、設置後も棚板を増やすことで、フレキシブルに収納量をカスタマイズできます。
背面に取り付ける棚柱なので、棚板の両側に壁がなくも可動棚を設置することができます。
オープンな空間に使えるので、上手に空間を使えるメリットがあります。

画像引用:ギャラリー | 製品情報 | 収納なら南海プライウッド
CUUMAのシステム収納
棚板だけでなく、引き出しや扉のついた収納を検討されている方におすすめです。
オープンな棚は、簡単に設置ができる反面、埃がかかりやすく、また見せる収納なのでいつも整理整頓をしておかないと乱雑な印象になります。
そのため、引き出しや扉のついた『隠す収納』はその心配もなく、見た目もすっきりとします。
システム収納を使うメリットになります。
①モジュールで統一されているので、合理的・高速化された設計で納期の短縮ができる
②オーダーの造作家具より低価格で一定の品質
③既製品のため、金物やパーツの取り換えが可能で、長く使える
④繰り返し分解や組み立てができ、また、パーツを増やすことができるので、引越しやリフォームに向いている
特に④の分解・組み立てという点では、家族の在り方や生活の仕方といった変化に対応できるので、システム家具をその時のライフスタイルに順応させていくことがメリットです。

画像引用:本棚・デスク収納 | インテリアブランドCUUMA
人の好みやライフスタイルは常に変化するものです。
その中にあって、満足のいく住空間を実現するには、効率的で心地よい時間を過ごすことも考えて家具を選定することが重要です。
そのため、システム収納を採用することで、ライフスタイルの変化に適応できる空間を実現することができます。
上の画像は、CUUMAの『V-cube』というシリーズです。
本棚に片持ちにした引き出し付きのデスク。
デスクに引き出しを付けると細々とした文房具を入れるのに便利ですが、大工さんの工事では、なかなか難しいところ。
システム収納だと、こうしたパーツの組み合わせも自由です。
配線経路は、机上に配線孔を開口すれば、コンセントまでの経路もスムーズです。

画像引用:http://cuuma.jp/wp/wp-content/uploads/2020/11/Vcube202008.pdf
配線孔以外にパーツがあるので、要望に合わせてカスタマイズできるのがいいですね。
下記の画像は、壁面収納の一角にデスクスペースを設えた事例です。
扉付きの収納を壁一面に設置することで、収納量を確保するだけでなく、床から天井までの白い収納扉は、意外に圧迫感を与えないので、壁紙のようにすっきりとした印象を与えます。
こうした、本格的なシステム収納も予算に余裕がある場合、おすすめです。
収納を見直すことで、お部屋の印象も大きく変わります。
特に壁面収納は、収納量を確実に増やすので、不足しがちな収納のお悩みを解決する一つの手段になります。

画像引用: 本棚・デスク収納 | インテリアブランドCUUMA
美しい収納家具 Gallary収納 (大谷産業)
システム収納のメリットを最大限に生かした収納メーカーです。
私はこちらの収納家具に出会ったことで、壁面収納の魅力や、収納の力で空間がギャラリーの様に美しく設えることを知りました。
自宅にも導入したいアイテムでしたが、現在もできていません(泣)
ベーシックなアイテムは、ボックスタイプの収納『Fシリーズ』とオープンシェルフの『Sシリーズ』。
2つを組み合わせることもできます。
下記画像は、デスクコーナーの事例です。
本棚の部分は、Sシリーズのパーツで細かく仕切られているので、収納ボックスがなくてもきちんと整理できるような設えです。
収納がシステマティックに機能しつつ、デザインもよいので、仕事が捗ること間違いなし・・・ですね。
収納のパーツを選定する時は、スタッフの方に相談すれば、収納のプロフェッショナルとしての提案をしていただけます。
満足のいく提案を受けるためには、ご自身の所持しているアイテムを把握してアドバイスを受けつつ、設計を進めていくとよいでしょう。
プランニングが概ね決まってから担当者がご自宅に伺い採寸するので、現状をきちんと把握した上での提案は、安心ですね。

画像引用:Gallary収納 PDF.js viewer
詳細な資料などは、それぞれのホームページをご覧ください。
今回挙げた、3つの収納メーカーは、いずれも私がクライアントさんに提案してご好評いただいたメーカーです。
デスクコーナーに特化して記事にしましたが、TVボードやクローゼット、ベッド廻りの収納もおすすめです。
まとめ
【おすすめの収納メーカー】
☑コスパの良いシステム収納:CUUMAのV-cube
☑高級感漂う、機能と美しさを兼ね備えたシステム収納:Gallary収納
上記に挙げたオプションを是非、検討・選定してみてください。
在宅ワークが効率的になるだけでなく、楽しくなるアイテムとして、おすすめです!
今回は、導入部分の紹介としてワークスペースの収納を挙げましたが、今後収納シリーズとして展開していきます。
また本来ならば、ショールームで実物を見ていただきたいのですが、動画やバーチャルショールームなど、現在のニーズに合ったご案内があります。
気軽にご覧いただき、あなたのお気に入りを見つけてください。
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