【kitchen を素敵にリフォーム】キッチンレイアウト(型)別 メリット・デメリット

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リフォームプランナーのhanatomoです。
このブログは、お客様に好評だった提案をご紹介しつつ、これからリフォームを検討する皆さんのお役に立てるようなコンテンツを配信しています。

日々、機能やデザインが進化しているキッチン。
キッチンは主婦が一番リフォームしたいスペースといっても過言ではありません。
今回はキッチンのレイアウト(型)について、それぞれのメリット・デメリットを説明しましょう。

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【新築マンションのキッチン】

レイアウトパターンはいくつか類型されたベースの形があります。

もちろん、リフォームプランを提案する時、全体のゾーニングや動線を考慮して決定していきますが、パターンの知ることで、より希望にあったキッチンレイアウトを実現できるといえるでしょう。

これまで、手掛けてきた案件のプランでご紹介します。

キッチンのレイアウトパターン

Ⅰ型 (アイ型・一列型)

シンク、コンロ、冷蔵庫が直線に配置されるレイアウト。
メリットとしては、スペースをコンパクトにまとめることができます。
クローズドキッチン(独立型)やダイニングキッチンなどに提案されることが多いです。

デメリットは、シンクとコンロの間を調理スペースとしますが、その幅を大きくすると、キッチン自体が長くなり、横動線が長くなるため、効率が落ちます。
そのため、キッチンの幅に見合った、シンク・調理スペース・コンロの幅をきちんと検討する必要があります。



【イメージ画像:I型キッチン】
画像はキッチンにダイニングテーブルをレイアウトした、ダイニングキッチンになっています。
ダイニングキッチンは、キッチンとダイニングの連続性がありますが、収納量を確保する配慮が必要です。
【I型キッチンプラン】

Ⅱ型 (二列型)

シンクとコンロが対列しているレイアウトです。
メリットは、シンクとコンロが対面なので、動線が短く、作業効率が良いレイアウトといえるでしょう。
また、コンロ廻りのスペースにゆとりがあり、調理器具などを広げたまま作業できることも利点です。

デメリットは、個人的な意見にはなりますが、シンクの背面にコンロがあることが危険な感じがします。
シンクで作業しながら、背面で火を使う…
人間の視野では見えづらいところで、加熱調理機の作業は安全性に欠けることは否めません。
作業効率や安全性を考慮して、コンロとシンクのカウンター間の距離を使い勝手のよい約90cm確保するとよいでしょう。


【イメージ画像:Ⅱ型キッチン】
画像はⅡ型キッチン。コンロがシンクの背面にレイアウトされています。コンロ廻りのスペースにゆとりがあるので、作業しやすいですね。
【Ⅱ型キッチンプラン】

Ⅼ型 (エル型)

シンク、コンロ、冷蔵庫をL型に配置して、ダイニングキッチン全体の作業動線を向上させるレイアウトです。

メリットは、動線の長さが抑えられ、カウンターの作業面を確保することが可能です。
限られた空間を有効に活用できる型の一例といえるでしょう。

デメリットとしては、コーナースペースの使い方を上手にしないと、収納スペースの使い勝手が悪いものになります。
そのためキッチンメーカーでは、コーナーの収納に回転する収納を装備するなどキャビネットの工夫が見受けられますが、使いこなすにはご自身でカスタマイズする必要がありそうです。
また、シンク側の長さによっては、食洗機をレイアウトすることが難しい型です。




【イメージ画像:L型キッチン】
画像はL型キッチン。
シンクとコンロの距離が近いので作業動線はコンパクトですが、作業スペースとしてはゆとりがあります。
コーナーのキャビネット内はデッドスペースになりやすいので、使い方に工夫が必要です。
【L型キッチン】

U型 (ユー型)

シンク、コンロ、冷蔵庫をU字型に配置するレイアウトで、L型より進化した形です。
メリットは、作業動線だけでなく、収納スペースも効率的に計画できます。
オープンキッチンとしても、リビングへとの調和が図れるので、よりインテリア性の高いキッチンの提案ができます。

デメリットは、キッチンスペースの余裕がないと必要寸法が確保できないので、寸法を確保できる広さが必要で、どんなプランにも対応できる万能な型ではありません。


【イメージ画像:U型キッチン】
画像はU型キッチン。
シンクとコンロの距離が近いので作業動線はコンパクトですが、作業スペースとしてはゆとりがあります。
コーナーのキャビネット内はデッドスペースになりやすいので、使い方に工夫が必要です。
【U型キッチン】

アイランド型

壁から離れたアイランド(島)部分にシンクやコンロを独立させてレイアウトする形です。

メリットは、リビングダイニングに対しては、インテリア性に優れた形になるので、ご自宅での料理教室やパーティーを催す方にはピッタリの形です。

デメリットは、アイランドを実現するために、動線のためのスペースが他のレイアウトよりも必要になるので、広いスペースが必要になります。
それだけ、贅沢なキッチンスペースで、コストがかかります。


【イメージ画像:アイランド型キッチン】
画像はアイランド型キッチン。
カウンターが奥行がある場合、対面で食事スペースになるのでキッチンでの使い方の可能性が広がります。リビングやダイニングに対して連続性が生まれ、空間を一体化させてのに有効です。
スペースがあればおすすめのレイアウトになります。
【アイランド型キッチン】

ペニンシュラ型

ペニンシュラは半島を意味し、キッチンのカウンター片側だけ壁につけた形です。
最近の分譲マンションはこちらの形が主流です。

リフォームのご提案でも、

「Ⅰ型のクローズドキッチンをオープンキッチンにする」クライアントさんの希望が多いのが現状です。

メリットは、キッチンがリビングダイニングと対面式になるので、作業中でも視線を広くとることが出来ます。
小さなお子様がいる方や家族とのコミュニケーションを大切にしたい方にはオープンなペニンシュラ型をおすすめします。

デメリットとしては、臭いや油跳ねなどが、リビングダイニングに跳ぶことですが、現在はカウンターのオイルガードやレンジフードの性能もUPしているので、大きなデメリットではないと思います。

【イメージ画像:ペニンシュラ型キッチン】
画像はペニンシュラ型キッチン。
分譲マンションのオープンキッチンのプランでも主流です。
コンロが奥まってしまいますが、アイランド型よりスペースの余裕がなくても対面キッチンが可能です。リフォームでも人気のレイアウトになります。
【ペニンシュラ型キッチン】

いかがでしたか。
皆さんのニーズに合ったプランはどのプランですか?

キッチンのレイアウトパターンですが、ご紹介したものはあくまでもベースで、パターンを組み合わせた事例もたくさんあります。

ご自身のニーズに合わせてカスタマイズしていくことで、より使いやすいキッチンレイアウトの実現が可能です。

毎日使うスペースだから・・・
是非、お気に入りのレイアウトを見つけてください!

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