リフォームプランナーのhanatomoです。
このブログは、お客様に好評だった提案をご紹介しつつ、これからリフォームを検討する皆さんのお役に立てるようなコンテンツを配信しています。
リフォームで、「ちょっと、こだわってみたいパーツ」はありませんか。
スイッチやコンセントプレートもその一つだと思います。
私の経験ですが、接客をしているとクライアントさんのこだわりたい場所は、キッチンやリビングが多いようです。
加えて、浴室は女性よりも男性の方がこだわる傾向がありました。
ユニットバスの仕様については、ご夫婦だと、ご主人様が決めることが多かったです。
しかし・・・
浴室は別として、基本的にどのお部屋も必ず電気のスイッチやコンセントがあります。
ですので、お部屋の印象を決めるものとしての視点を持っていただけると、スイッチやコンセントのプレートの選定も変わってくるのではないでしょうか。
そこで・・・
ちょっと、こだわりのある、おしゃれで機能的なスイッチプレートをご紹介します。
ちなみに、よく使われるスイッチプレートの記事については、以下の記事になります。
パナソニックのスイッチプレートの
①コスモシリーズワイド21
②ラフィーネシリーズ
③グレーシアシリーズ
以上の3シリーズについてご紹介しています。
それに加えてこれから紹介する2つのシリーズは、デザインだけでなく、機能も先進的です。
両方とも今、そしてこれからの時代にマッチしたシリーズなので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
【2024年電気リフォーム】こだわりのスイッチプレート2選
先進的なデザインと機能の『アドバンスシリーズ』、存在感を抑え上質な空間に溶け込む配線器具『SO-STYLE』があります。
アドバンスシリーズ
アドバンスという名前の通り、先進的なデザイン・操作性・機能を持ち、「進化し続ける」という意味が込められているそうです。
スイッチというより、住宅用配線器具として宅内の照明器具をシステム化するスイッチと捉えることができます。
【デザイン】
コスモシリーズと比較してみます。
☑スイッチプレートの出しろが約6.6mmと薄い。(コスモシリーズは約8.8mm)
☑ほたるランプが白色で優しい光。 (コスモシリーズは緑色)
☑壁面に調和するマットな仕上げのフレーム。 (コスモシリーズは光沢あり)
☑カラーバリエーションはマットホワイト・マットグレー・マットベージュの3色。
(コスモシリーズはホワイト・ベージュ・利休色)
総括すると、フラットなたたずまいが存在感を抑え、空間に溶け込むデザインを目指しているのがわかります。
この主張しないデザインが、空間をシンプルですっきりとした印象に設えます。
ほたるスイッチが白色なのが、美しいですね。
色のバリエーションは、こちらです。
【操作性】
☑ほたるスイッチは、ランプが光る位置が操作する(手で押す)位置なので、暗闇でもスムーズに操作が可能。
(コスモシリーズはほたるランプの位置が操作する位置と反対側)
☑LED調光スイッチは、スマートフォンのように指でスライドしたり、タップや長押しをして操作。(コスモシリーズは丸いダイヤル式)
機能面もより直感的に操作できるように工夫されています。
ランプの位置が操作する位置と同じというのが、画期的です。
お恥ずかしいのですが・・・
実は私は今まで、コスモシリーズが操作位置とランプの位置が反対ということを意識したことがなかったのですが、アドバンスシリーズと比較して認識することができました・・・(笑)
【機能】
IoT対応スイッチとして充実しているのも特徴的です。
IoTとは・・・
『Internet of Things』の略称。
『モノのインターネット』と呼ばれ、インターネットに接続されていなかったモノがネットワークを通じてサーバーやクラウドと接続して相互に交換をする仕組みです。
IoTを住宅のスイッチに取り入れるとは、さすがパナソニックですね。
このIoTに対応しているスイッチは、リンクプラスとリンクモデルの二つのタイプがあります。
それぞれ、どんなことができるのかは、次の通りです。
☑リンクプラス
2021年1月に発売されたばかりのスイッチです。
次に説明する、リンクモデルの課題を克服したシリーズです。
スイッチにBluetoothが搭載したことで、リンクモデルで必要だった無線アダプターと無線ルーターが不要になりました。
「スイッチアプリ」をダウンロードすれば、スマートフォンやスマートスピーカーとリンクして、遠隔操作ができます。
以下の操作が可能です。
◎個別操作
→家のどこからでも(Bluetooth圏内)スマートフォンのアプリを使って、調光やON/OFFができます。
◎グループ制御
→アプリで複数の照明器具をグループ設定(最大20グループ)して、まとめて一括操作が可能です。
◎シーン操作
→ダウンライトや間接照明を照明器具をグループにしてシーンを設定し、光をコントロールした、9シーンを演出できます。
◎タイマー操作
→スマートフォンのアプリで設定した日時に自動ON/OFF。点灯・消灯タイマーだけでなく、ランダムに器具を点灯・消灯させる留守番タイマーなど、防犯対策にも活用できます。
また、リンクプラスに機器をプラスしてできることは、以下です。
◎宅外操作(+無線アダプタ)
→宅外からスマートフォンで照明器具の確認やON/OFFができます。
◎音声操作(+無線アダプタ+スマートスピーカー)
→対応するスピーカーに話しかけるだけで、照明器具のON/OFFやシーン操作ができます。
スマートフォンを使わないでも、スイッチに専用の機器プラスしてできることは、以下です。
◎リモコンで照明を操作(+シーンリモコン)
→シーン切り替えがワンタッチで操作できるリモコンは、5パターン設定が可能です。
◎照明を一括OFF(+一括OFFスイッチ)
→一括OFFスイッチで家じゅうのすべての照明を一括でOFFできます。
玄関に設置してOFFすれば、消し忘れがなく安心です。
◎パナソニックのAiSEG2をプラス
→HOME IoTである、AiSEG2を設置すれば、無線アダプタなしで宅外操作やスマートスピーカーの連携ができます。
また、スマートフォンを使って専用アプリの「スマートHEMSサービス」を利用すれば、照明器具だけでなく、エアコンも操作できるので、電気の消し忘れを防止できますね。
◎上記の操作をシステムとして構築する場合は、
①無線アダプターなし
スイッチとスマートフォンの操作で、宅内で個別・シーン・タイマー・グループ設定
、状態取得できますが、Bluetooth圏内での状態取得になります。
Bluetoothの通信距離が基本的には10m以内なので、実際にスマートフォンで操作できるのは、お部屋内の照明器具というイメージです。
(Bluetoothの通信距離が100mでも、壁が障害となって、別のお部屋では取得できないことがあるようです。)
②無線アダプターあり
リンクプラス用の無線アダプターを加えれば、無線アダプターと無線ルーター(市販品)をLANケーブル(市販品)で接続し、家中を状態取得するだけでなく、宅外からも状態取得できるので、例えば、スマートフォンで照明の消し忘れを操作できるのです!
システムの構築はアプリで管理できるので、スマートフォンの活用が必要ですが、今や誰もがスマートフォンを持っているので、導入しやすいですね。
◎リフォームにおすすめな点
☑2線配線に対応した照明制御スイッチを採用なので、既設の配線を使用してスイッチ交換だけで導入が可能。
☑ひとつのスイッチ、一部屋だけの交換も可能。
☑リンクプラスのアプリで初期設定をし、施工者から施主へのデータで引き継ぎができるのでスムーズに設定ができます。
導入が手軽な点が、プチ・リフォームにもおすすめですね。
☑リンクモデル
スイッチに電波受信・送信機能を搭載し、スマートフォンやリモコンで家中のあかりを操作できます。以下の操作が可能です。
◎個別操作
◎シーン操作
◎タイマー操作
◎一括OFF操作
そして、上記の操作が宅外からスマートフォンのアプリでできます。
リンクモデル用の無線アダプターと無線ルーター(市販品)をLANケーブル(市販品)で接続し、スマートフォンから操作するシステムです。
そのため、Wi-Fiで無線LAN環境の環境を作る必要があります。
【商品ラインナップ】
①基本スイッチ
・スイッチ
・ほたるスイッチ
・パイロットほたるスイッチ
・ひかるスイッチ
・「入」「切」表示スイッチ
・換気扇「強」・「弱」表示スイッチ
・LED調光スイッチ(タッチ式・逆位相タイプ):2線・親器・3路配線対応形
・調光スイッチ(ロータリー式)
・かってにスイッチ:4線式・多箇所検知型
・かってにスイッチ:2線式・3路配線対応形(LED専用)
・かってにスイッチ:屋内・トイレ壁取付
・とったらリモコン:2線式・親器・3路配線対応形(LED専用・逆位相調光用)
・浴室換気扇スイッチ(タッチ式):3線式
・浴室換気扇スイッチ(電子):12時間タイマ
・トイレ換気スイッチ(電子):照明・換気扇連動
・換気扇・照明スイッチ(電子):一時動作・遅れ停止
・・・と機能的なスイッチもあり、様々なお部屋に対応できます。
上記のスイッチ・ほたるスイッチには、ネームあり・なしがあります。
複数スイッチが設置される場所は、ネームありがおすすめです。
②リンクプラス
・スイッチ(2線式):シングル・ダブル
・LED調光スイッチ(逆位相タイプ):2線・親器・3路配線対応形
・スイッチ(3/4線式):シングル
・スイッチ(3線式):ダブル
・スイッチ(タッチ式・ON/OFF):シングル
・一括OFF発信器(タッチ式):コントローラー
他、リンクプラス用のシーン設定のリモコンや無線アダプタがあります。
③リンクモデル
・スイッチ(3/4線式・ON/OFF):シングル
・LED調光スイッチ(3/4線式・逆位相タイプ)
・LED調光スイッチ(タッチ式・3/4線式)
・LEDお好み点灯スイッチ(3/4線式)
・お好み点灯スイッチ(ON/OFF)
・一括OFF発信器(タッチ式):コントローラー
こちらもリンクモデル用のシーン設定のリモコンや無線アダプタがあります。
SO-STYLE(ソー・スタイル)
白と黒のコントラスト、カッコイイですよね!
2020年1月に発売されたSO-STYLEシリーズのご紹介です。
シンプルでありながらラグジュアリーな佇まいは、今のトレンドにあった、ミニマルなデザインと言えます。
「背景」として存在するような配線器具というコンセプトは、他のスイッチ・コンセントの概念とは違うものです。
【特徴】
☑業界初!スイッチだけでなく、コンセント本体もマットな仕上げになっています。
→マットな質感で存在感を消して、空間に溶け込む印象にしています。
☑静音設計で、操作の音が32デシベルと、夜間の戸建住宅地の38デシベルより低いので、使い心地に配慮されています。
☑細部の形状にこだわり、建築の構成要素である「水平・垂直」で表現されたシンプルでシャープなデザインとなっています。
【商品ラインナップ】
・スイッチ(3路・4路)
・ほたるスイッチ(3路・4路)
・パイロットスイッチ(3路)
・調光スイッチ
(逆位相調光スイッチB・逆位相調光ほたるスイッチC・逆位相調光スイッチC)
・かってにスイッチ操作ユニット
・押釦(ぼたん)スイッチ
以上のスイッチを一つのプレートに組み合わせることができます。
また、スイッチ・ほたるスイッチ・パイロットスイッチは、画像のようにより操作しやすいロングハンドルのラインナップがありますので、チェックしてみてください。
実は、同じような概念でデザインされたプレートがあります。
神保電器のNKシリーズです。
なんとなく、似てませんか?
こちらは、2009年にグッドデザイン賞を受賞していて、神保電器のプレートは、建築に溶け込むデザインで、多くのデザイナーが採用しています。
ただ、納期が意外にかかることが短期間でのリフォーム工事においてはデメリットと言えるので、採用する場合は注意が必要です。
いかがでしたか。
こんなに機能的でスタイリッシュなスイッチプレートなら、ぜひ導入して、細部まで自分好みの空間を実現してください。
また、コンセントもお揃いで統一感を持たせましょう♪
新築マンションは、スイッチプレートのグレードアップをするオプションはあまりないので、リフォームや戸建ての新築時がチャンスです!
以上、【2024年リフォーム】こだわりのスイッチプレート2選 でした。
コメント