リフォームプランナーのhanatomoです。
このブログは、お客様に好評だった提案をご紹介しつつ、これからリフォームを検討する皆さんのお役に立てるようなコンテンツを配信しています。
今回は洗面カウンター廻りの素材について綴ります。
皆さんの洗面カウンターの前面壁、いわゆるバックガード部分は、どんな素材になっていますか。
新築マンションを購入された方は、その部分を標準若しくはオプション仕様で、鏡やタイル貼に変更した方もいらっしゃるのではないかと思います。
一般的には、鏡、不燃化粧板、タイルなどを使用するケースが多いようです。
どの素材もメリット・デメリットがあります。
リフォームする場合、素材の特徴を考慮して、お好きな素材を採用していただければよろしいかと思います。
洗面化粧台のバックガード おすすめ素材の種類
鏡
写真は、バックガード部分を鏡にしている事例です。
鏡にした場合のメリットは・・・
☑三面鏡がある場合は、三面鏡と一体になるので、壁面が一つの素材ですっきりとした清潔感のある印象を与える。
☑鏡に空間が映し出されて奥行が出るので、広がりを感じることができる。
デメリットについては・・・
☑水栓からの水はねが鏡につくので、清潔に保つためにはこまめにお手入れが必要。
不燃化粧板
不燃化粧板は、アイカ工業のセラールが有名です。
セラールとは、
メラミン樹脂含浸化粧層と特殊不燃コアを高温、高圧プレス形成した不燃化粧板
アイカHPより
キッチンパネルとして、キッチン廻りの壁にも使われています。
また、公共建築のトイレの壁に使用されている程、ポピュラーな素材です。
セラールには化粧層のメラミン樹脂の仕上げの種類が多くあるので、洗面所のインテリアテイストを考慮して選定できます。
ほんの一例ですが、ピックアップしますね。
下記の画像を参照してください。
一番左は、ステンレスヘアラインのような柄でスタイリッシュな印象を作れるそうですね。
真ん中は、クランチコンクリート。時が経過し、風化したコンクリートの表情を描写、奥行感のある空間を演出するにはピッタリではないでしょうか。
一番右は、モザイクタイルの様な印象的な模様で、色味からポップな雰囲気になります。
インテリアテイストに合わせて選定して、お部屋を素敵にしてください。
画像引用:アイカ工業株式会社
壁面材・不燃化粧板/不燃化粧板・3mm厚(セラール) | アイカ工業株式会社 (aica.co.jp)
この不燃化粧板のメリットは、
☑キズや衝撃に強いので、長く美観をたもつことができる。
☑お手入れは、メラミンスポンジで水拭きするか又は中性洗剤を付けた布で拭いた後、水拭きをし て、乾いた布でふき取りればよいと簡単
次にデメリットです。
☑素材が平滑なので、タイルと比べると質感に奥行きや高級感に欠ける。
概ねメリットの方が多いので、お好みのものがあれば、特におすすめの素材だと思います。
詳しくは、★アイカ工業のHPをどうぞ。
タイル
画像は、バックガード部分にガラスモザイクタイルを貼った事例です。
ガラスモザイクを使うと、ガラスの色味と透過性により、洗面カウンター廻りが奥行のあるものになります。
また、装飾的にも高級感が出るので、単なる洗面所ではなくパウダールームとして演出が可能です。
毎日、こんな素敵な洗面スペースを使ていたら、お掃除もきちんとして大切にしたくなりますね。
様々なタイルがありますが、屋内壁の施工が可能なのものを選定してください。
陶器質タイルは水を吸収しやすいので、磁器質やせっ器タイルを選定した方がよいと思います。
タイルのメリットとしては、
☑空間に奥行感を出し、装飾として演出できる。
☑タイルの特有素の材感を楽しむことができる。
☑選定したタイルの種類により、メンテナンスの注意に従ってお手入れする。
基本的なお手入れは、布で水拭きし、乾いた布で仕上げる。
☑選定したタイルによって、吸水すると変色するので取り扱いに注意が必要。
☑タイルの目地部分の汚れや劣化のためのメンテナンスが必要。
タイルの場合、吸水や汚れに対して、清潔に保つために化粧不燃板と比較すると注意が必要です。
その点を配慮すれば、お好みのタイルがあれば設えとしてはおすすめです。
今回ご紹介したおすすめのタイルメーカーはこちらです。
メーカー既製品の洗面化粧台のバックガードはどんな素材か
また、メーカー既製品の洗面化粧台を選定する場合、カウンターと一体形状ではカウンターと同素材の人工大理石や樹脂の素材となっているケースが多いようです。
上の画像は、リクシルの洗面化粧台、エルシィというシリーズです。
洗面カウンターとバックガードが一体形状で、水栓もバックガードの上部に設置されています。
お手入れは一体形状なので、布で拭くだけと簡単です。
コストや清掃性を重視する場合は、こうした既製品の洗面化粧台もおすすめです。
以上、サニタリー洗面化粧台のバックガード部分の素材をご紹介になります。
ご興味ある素材のメーカーがあれば、メーカーのHPをご参照ください。
皆様のサニタリー空間を素敵に彩る素材を発見して頂ければ幸いです*
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