はてなブログからワードプレスにお引越ししました、リフォームプランナーのhanatomoです。
10年以上、リフォームの仕事に携わっておりました。
現在は、インテリアコーディネーターのお仕事もしております。
このブログは、私が経験してきたことをベースに、これからリフォームを検討する皆さんのお役に立てるようなコンテンツを配信しています。
今回は、最近のインテリア接客の傾向として、人気が強いと実感している『エコカラットプラス』について記事にしていこうと思います。
エコカラットプラスとは?
調湿作用、脱臭、有害物質を吸着するといった機能を備えた『エコカラット』に、水拭き可能な機能がプラスされたのが、『エコカラットプラス』です。
そこにデザイン性も兼ねそなえたラインナップへと進化しました。
インテリアのマテリアルとして人気が出るのも理解できますよね。
以前、リクシルについて綴った記事を書いてます。
リクシルは2011年にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ、東洋エクステリアの5社が統合したメーカーです。
INAXのタイル製品の技術が、タイルの様な装飾性を持ちつつ、機能性がプラスされた『エコカラットプラス』を誕生させたといえるでしょう。
『エコカラットプラス』の機能の詳細は、リクシルのHP、カタログをご参照ください。
式会社LIXIL https://www.ecocarat.jp/
効果的なお部屋への取り入れ方とおすすめ柄
『エコカラットプラス』を住居のどの位置に施工するか・・・
皆さん、採用する時によく検討されると思います。
効果的に設えることで、より質の高い空間を作りたいですよね。
そこで、『エコカラットプラス』を効果的に見せる使い方やインテリアとしておすすめな柄について、カタログ掲載の画像を参照に、私がおすすめしたい事例を説明したいと思います。
TVを設置する壁面やTVボードの背面に
恐らく、最も効果のある貼り方のため、リフォームでも要望が多いと思います。
最近は空間を有効に使うため、壁掛けTVに設えて、その壁面に施工するパターンが増えています。
煩雑になりがちなTV廻りの配線は、壁面内に納めてすっきりさせることが必要です。
『エコカラットプラス』をより引き立たせる効果があります。
ストーングレースは、壁面にインパクトを与える石目調のデザインです。
アドヴァンの『ミネラルD』という大判タイルがありますが、デザイン性が高く、お値段以上の見栄えのためよく採用されています。ストーングレースはそれに近い印象のアイテムです。
303×606の比較的大判なサイズ感は、リビングにピッタリ。
タイルにはない調湿性などの機能がプラスされているので、よりおすすめですね。
木目調のデザインなら、スモークウッドがおすすめです。
こちらは、606×151角、表面が曲面レリーフになっているので、より表情豊かな壁面に仕上がります。
本格的な木のピーリング材(合板に溝の入った化粧板を貼りつけた建材)がありますが、それを彷彿するような高級感があります。
居室のアクセントウォールとなる壁面に
リビング・ダイニングやベッドの背面をアクセントウォールとして設える場合、こちらの事例はおすすめです。
ビニールクロスから 『エコカラットプラス』にすることで、純粋に1枚の壁が空間の趣きを変化させます。
ディニタは、リアルに近い石の表現が楽しめるシリーズです。自然に近い凹凸のあるテクスチャーが光の陰影を生み出し、空間に奥行と彩りを与えます。
こちらは、和モダンの設えにいかがでしょうか。
陶連子は、縦格子をモチーフとしたデザイン、複数のレリーフ面状と色むらが特徴の商品です。
縦に方向性を持たせることで高さを強調しつつ、整然とした雰囲気を創造します。
主寝室のベッド背面をアクセントウォールにするもの効果的です。
『エコカラットプラス』の機能性で主寝室の居住環境が整えられ、それが質の良い睡眠にも繋がります。
ドリスは、フィンランドを代表するテキスタイルブランド、ヨハンナ・グリクセンのデザイン。
北欧モダンのお好きな方におすすめです。
フローリングを明るい色にすれば、優しい空間になります。
子供部屋にも検討してはいかがでしょうか。
トイレや玄関の壁面に
トイレの壁面や玄関のニッチにエコカラットを使うことで、家を清潔に保つ印象を与えます。
脱臭効果が期待できるので、エコカラットが以前からよく使われてた場所です。
特に玄関はお客様をお迎えする大事なスペースということで採用されていました。
またトイレという限られたスペースには、モザイクタイルのような大きさのデザインがスケール的におすすめだと思います。
ヴィーレは、一粒が約3cm程度の丸みを帯びた凸の形状で、その陰影が表情豊かな壁面を創造します。
画像のようにニッチ壁面に使ってみてはいかがでしょうか。
ガラスの棚や美しい色合いのビニールクロスと合わせれば、より質の高いインテリアを満喫できます。
グラナス ヴァーグは、連続した曲面が繊細でありながらも、きっちりとした印象を与えます。
グレー系のカラーを選定すれば、書斎の一角に合わせて、ハンサムな空間が作れそうです。
玄関に入った正面の壁に取り入れるなら、こんな設えはいかがでしょうか。
壁を少し浮かせて、壁の後ろに間接照明を入れて足元を照らせば、より立体的な空間になります。
フォーカルポイントにもなるので、良質な第一印象を訪問者に与えます。
画像はペトラスクエアですが、ヴィーレでもおすすめです。
既存のビニールクロスが一般的な白の場合、同系色でまとめた方が統一感のある印象になるので、空間にまとまりが出ると思います。
以上、【エコカラットプラス】効果的なお部屋への取り入れ方とおすすめ柄をご紹介しました。
皆さんはどのお部屋に、どのアイテムをセレクトするか検討できたでしょうか。
「柄を選ぶのに迷ってしまう」「柄えらびを失敗したくない」という方は・・・
ご自身で簡単に施工できる、『エコカラットセルフ』 をまず試してみてはいかがでしょうか。
手軽にエコカラットを取り入れられる良いチャンスですよ。
マグネット取付けのため、将来取り換えることも可能なので、是非チェックしてみてください。
また、『エコカラットプラスデザインパネルキット』は、楽天やアマゾンでもお手軽に購入できます。
『エコカラットセルフ』とは別商品なのでご注意ください。
さらに・・・
自分で好きにデザインできる、『オンデマンドエコカラット』といった、より絵画的な要素を取り入れたマテリアルもあります。
詳しくはリクシルのHPをごらんください。
思い出に残る1枚を創作できるので、お好きな方は必見ですね。
では、また♪
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